アナタを求める
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「用件、とっとと済ませてくれる?カイジ待たせとくのも悪いし」
彼女は不機嫌そうに椅子に座り足を組む。
俺に対する敵意をひしひしと感じた。
「カイジとは、恋仲なのか?」
「は?なんでそんなこと聞く訳?」
俺の質問に目を白黒させて戸惑う彼女。
そして大きなため息をついた。
「何を言い出すかと思えば。私とカイジは別に恋人同士じゃない」
「そ、そうか」
「まぁ、私はアイツを気に入ってるんだけどね」
先程までのクールな表情がほころび、紗桜は頬を桃色に染める。
その顔を見て俺は確信した。
この人はカイジに惚れているのだと。
「もしかして用件ってそれだけ?」
「いや、本題はここからだ。うちであなたを雇いたい。引き受けてくれるのなら、あなたの借金を全て肩代わりしても構わない」