アナタを求める
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初めてキミに出会ったのは、俺が経営するカジノだった。
あのカイジと組んでこの沼に挑戦する為にやってきた彼女は、一瞬で俺の心を鷲掴みにした。
今まで俺にまとわりついてきた女とは違い、凛としていて格好いい女だった。
そのクールな眼差しに俺は釘付けになったのだ。
如月紗桜と名乗ったこの人を、俺は心から欲しいと思った。
「……という訳で、私達はこの沼を出しに行くつもりだから。覚悟しといて一条店長」
そう言ってカイジと共にカジノから出て行こうとする彼女の手を俺は思わず掴んだ。
「何?」
「あなたと話がしたい」
「は?」
紗桜は俺を不信な目で見た後、カイジに「先に行ってて」と声をかける。
そして二人きりになった事務所の中で、気まずい空気が漂う。