アナタを求める
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「だから、俺の何が悪いんだよ」
それが分からなくて混乱してるのに、なんで教えてくれないんだ?
「カイジがもっと早く私に手を出してれば、こんなことにはならなかったのに!」
「…………はぁ?!」
いきなりの発言に俺は顔が真っ赤になった。
そりゃ俺はコイツに惚れてたし、コイツも満更じゃないと思ってたはずたし、そのうち告白なんかしてあんなことやそんなことをしたいって思ったけどさ!
「カイジがとっととしてくれないから、一条に先越されちゃったじゃない!」
「えっ」
「……さっき、一条にキスされた。それも深いやつ」
ーーーあんの野郎!!
俺が大事にしようと思って我慢してきたことを、あっさりと破りやがって。
「だから、上書きしてよ」
「は?」
「今のままじゃ、私一条にキスされたって思いながら今夜寝ることになるでしょ。だから思い出を上書きして」
いつもの紗桜とは似ても似つかないその恥ずかしそうな表情に、俺の理性は一瞬で吹き飛んだ。