チェンジ!
そりゃお前はいいだろうよ、とファルコは恨めしそうにフォックスを睨み付ける。
「ただし、一日だけです。それでも考えが変わらないようであれば……」
リンクはそれ以上を口にしなかった。
(フォックスを除いた)周りが不安げに見守る中、ルーティとウルフは再び睨み合い。
「泣いて頼んだって許してやらねえ」
「僕だって、絶対許してあげないから!」
――とはいえ昼過ぎ。
フォックスとファルコは本来ならこれから共同任務があったわけだが、今回はファルコがウルフとその任務を熟すことに。
「気張っていけよ」
「おう」
フォックスはファルコと交差するように手を打って送り出す。一方のルーティはそっぽを向いていて、ウルフも無視。
「ルーティ……」
「ふんっ。勝手に行けば?」
これにはフォックスとファルコも顔を見合わせて苦笑。仕方なく、ファルコは先行くウルフの後を追って出ていき。