ルーティ危機一髪!?
……会議?
「ええっと……定例会議のこと?」
「それは十時からだな」
ルーティは思考が停止している。
「はは。心配しないでくれ」
ロックマンは笑いながら。
「適当に相槌を打つだけさ」
現在時刻は朝の八時三十分を過ぎた頃。自分と違って何かと多忙である彼が早い時間で申し訳ないが大乱闘システムを使わせてほしいと申し出てきたので体に鞭打って苦手な早起きをすればこれである。ただ中身が入れ替わったという話だけじゃなくこの流れはもしかしなくても。
「……僕が会議に出るの?」
「当たり前じゃないか」
ビシッ、と硬直通り越して石化。
「無理だよ無理っ、絶対無理!」
かと思えばルーティは大声をあげて否定。
「ロックマンみたいに頭回んないし!」
「気持ちは分からなくもないがこの姿で代理出席というのもおかしな話だろう?」
ぐぬぬ!
「じゃあせめて傍に──」
自動式のドアが不意に開く。
「あれっ」
入ってきたのはカービィとフォックス。
「隊長さん来てたんだ?」
ぎくり。
「今から会議なんだって」
ロックマンはそう言った後で耳打ち。
「バレないように頼むよ」
……はは。
「正義部隊って忙しいんだねぇ」
「俺たちは野放しみたいなものだからな」
「会議行ってらっさーい」
う、
恨むからね、二人ともおおっ!