ひたむきな愛に祝福あれ!
目が覚めたらそこは不思議の国でした、とか。
女の子の姿でした、とか。色々あったけど。
……、あるのもおかしいけど!
「ルーティ、だよな」
珍しく慎重な姿勢で訊ねるパートナーに。
「う……うん……」
困惑気味に応えた黄色い生き物は。
他の誰でもなく。
「おにぃー!」
死角からロケット頭突き炸裂。
「どふっ」
そんな声も出る。
「ルー!」
第二波。
「どえっ!」
遠慮というものがない。
「僕も僕も!」
「私そういう技がないのよね」
「俺が行くか」
「横Bで突っ込むのやめよう?」
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