不屈の心は伊達じゃない!
リオンはむくりと起き上がる。
「ところでロックマン殿は何攻めですか」
「キモ……」
次なる標的は近場で眺めていたパックマン。
「どういう意味?」
「ふふふ……焦らしプレイか……」
それにしてもこの男先程どんな制裁を受けたのか知らないが体の至る所から時折少量ずつ血が噴き出している事態だが平気なのだろうか──それはそれとしてもそんな彼に両手で手を握られているパックマンは心底嫌そうな顔である。
「話してもいないのに根掘り葉掘り聞いてくる人パックマン地雷なんだけど」
「お望みとあらばこの目で直近の情事の内容も」
「望んでないし職権乱用でしょそれ」
火の玉ストレートである。
「お前それ仮にも先輩だぞ」
口を挟んだのは意外にもマックである。
「じゃあお前が相手してみる?」
「腹パンですか!?」
「これだよ」
「分かった頑張ってくれ」
手のひら返しもいいところ。
「マック殿は……処女なのだな……」
「俺は大会にも出たことがあるぞ」
「セクハラされてんだよ」