仲良くなぁれ!
「うわぁあぁあ!?」
「ギャーッ!?」
阿鼻叫喚。
「ななな何をするんだ!」
「そっそれはこっちの台詞だよ!」
即座に飛び退いて全身鳥肌を立てながら青ざめるダークウルフとルフレの手を借りながら床に尻を付いたまま後退するマーク。
「隊長から離れろ!」
その一方でパックマンも半ば突き飛ばすようにしてロックマンからスピカを引き離すとわたわたとしながら未だ硬直したままのロックマンの衣服を整えて。ロックマンは不意に我に返ったが。
「、……の」
ぎらりと双眸に青を灯して。
「ブッ殺す!」
「落ち着けって隊長!?」
今まで聞いたことないワードが出てきたぞ!
「じ、上等だッ!」
スピカは狼狽えながら勢い付けて指差したが。
「あっ」
食堂の中で何故かトゥーンと追いかけっこをしていたネスがスピカの背中にぶつかってしまい。
「ちょっと!?」
今度は。
転倒した拍子にロックマンの真横に居たパックマンの膝裏に手を掛けて押し上げながら内腿という際どい箇所に頭から突っ込むスピカの姿が──
「うぎゃー!?」
めちゃくちゃ良い匂いした──じゃなくて!
「おま、おまおま、お前っ、」
これには流石のパックマンも顔を真っ赤にしながら震えている。咄嗟に飛び退いたが時既に遅し、殺気は黒いオーラとして可視化出来る程に。
「……絶対に殺すッ!」