これがホントのおもてなし!
給仕人のコスプレ……って、
「メイドとか執事のことだよな?」
トゥーンが一瞬生じた疑問を解消する。
「ちょちょちょっ」
ルーティは慌てて手を振りながら、
「ほほ、本気にしなくていいからね!?」
ロックマンは黙っている。
「えーだって負けたんでしょ?」
面白いことには目がないカービィが口を挟む。
「いいじゃん? 負けた側の部隊が全員メイドと執事のコスプレしてご奉仕ってことで」
なんてことを言うんだ!
「本当にっ!」
「俺様の後ろで喚くな」
ウルフは腕を組みながらひと睨み。
「負けたのは事実だろうが。数も少なくねえ負け犬どもにタダ飯振る舞うなんざ動物愛護団体でもないのにンなことしてられるか」
なんてことを言うんだ!(二回目)
「ろ、ろ、ロックマン、あのね」
漂うオーラが恐ろしくて顔が見れない。
「……いいだろう」
え?
「準備の時間を頂けるかな?」
ロックマンは思いの外にっこりと。
「君たちに最高の時間をお約束しよう──」