これがホントのおもてなし!



その後も。

口直しのソルベ、肉料理のアントレ、デザートのデセールと続いていき──締めのコーヒーと小菓子のカフェ・ブティフィールを終えてしまえば。

「ごちそーさまでしたっ!」


ぴこんぴこんっ!


「なんで!?」
「えーだって声が大きかったから?」

ツツイに叩かれたピチカは唇を尖らせる。

「はは。結構なことじゃないか」

ロックマンは拍手をしながら笑顔で進み出た。

「食事会は如何だったかな?」
「あはは……ちょっと疲れたかも……」

ルーティは苦笑いを浮かべる。

「久々に肩凝ったわ……」
「食べるだけだよ」
「お前そういうとこだよな」
「それで」

カービィは頬杖を付きながら。

「隊長さんは何を紙に書き留めてたワケ?」

恐ろしく素直に突っ込む男である。

「なかなかの観察眼をお持ちでおられる」
「よく言うよ」

こっちの作戦に気付いてユウを退室させた癖に。

「ははは」

ロックマンはにこやかに──かと思えば音もなく静かに目の色を変えると問題のそれを手に。

「では──ご要望にお応えするとしよう」
 
 
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