これがホントのおもてなし!




エックス邸、バトルルーム。

「いよっしゃああッ!」

最初は三十人にも満たなかった第四正義部隊フォーエス部隊。それも今やX部隊よりも隊員を増やして活動するレベルで立派になりました。

というわけでもはや恒例の親睦会を兼ねたトーナメント。四人チームで朝からトーナメントを行うこと数時間──遂に決着が着いた。

「ピースピース!」
「あらあら。ピットったら」

優勝したのはロイ、ピット、ルーティ、ウルフのチーム。その最後の対戦相手はロックマン、ツツイ、リヒター、ソラのチームである。正直な話他三人を撃墜したところでどんなに温まっていても脅威の立ち回りでロックマンが勝利に導いてこの決勝戦まで運んだのだから本当に苦戦した。

「な! 完璧な作戦だっただろ!」
「アイテム投げまくってただけだけどね……」

不完全燃焼感は否めない。

「敗北は敗北。どのような姑息な手であれ彼らにとっても良い経験になったことだろう」
「お、怒ってないよね?」

咄嗟にウルフの後ろに避難しながらルーティ。

「はは。そう見えるかい?」

見えるから言ってるんだよなあ!

「ちょうど昼時だね」
「せっかくですからここで食事されてください」
「いいんですか!」
「じゃあ僕たちも手伝うよ!」

ルフレとマークははしゃいでいるが彼らにご馳走された時は料理が変な味をしていたような……

「──どうせ手伝ってくれるのなら」

リンクは人差し指を立てながらにこやかに。

「給仕人のコスプレをされるのは如何でしょう」
 
 
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