報連相は大切に



先日話したように最近は諸々の関係で昼夜逆転した不規則な生活を送っていた影響もあり眠気から仕事の効率が落ちていた。てっきりその件について指摘されているものと思ったが違ったらしい。

「えっと」

マークは改めて周囲に目を配る。

ふと、視線が合わさったのはシュルクだった。此方を見るなり申し訳なさそうに手を合わせたが気付いた隣のリドリーが舌打ち。

「さっさと白状すりゃいい話だろうが」
「やめなさいよ。年頃なのよ」

デイジーが宥める。

……シュルクに関係があって。でも彼女の口振り的にこの歳の男子なら珍しくないことで。

「言っておくが筒抜けだったからな」

腕を組みながらクラウド。

「あまりからかってやるなよ」
「仕方ないだろ。聞こえたんだから」

……彼は確かシュルクの隣の部屋、


まさか。


聞こえてた?


「マーク」

顔が熱くなる。

「素直に話しなさい」

いやいや。

……いやいやいやいや。


皆の前で、言えって?

シュルクとすることしました、って──!?
 
 
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