報連相は大切に



「、え?」

思わず声を漏らした。

全員揃って席に腰掛けている。そこまでは申し分ない。……けれど何故かいやに視線が。そりゃ会議室に最後に入ってくる相手なんて注目されて当然だけどそれが何だか痛々しく刺さるというか。

ともあれ。そんな視線を受けながらいつまでも棒立ちでいる訳にもいかないのでマークは戸惑いを隠し切れないままルフレの隣に腰掛ける。

「……何かあったのかい?」

マークはルフレに小声で聞いた。

「ルフレ?」

ところが彼女はぷいと顔を背けて、

「知らないわ」
「……怒ってる?」
「マーク」

ロックマンが静かに口を開いた。

「今日はいつもの会議ではなくお前に話があって皆に集まってもらった。この意味が分かるな?」

……んん?

「皆仕事やプライベートがある中スケジュールを調整して足を運んできてくれている」


ロックマンはお馴染みのポーズで。

けれど至極冷めた目で。


「……マーク」

な、なんだ?

「我々に隠していることがあるだろう」

ええ?

「話しなさい」

ななな、何の話をしてるんだ……!?
 
 
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