例のトラップダンジョンならどんな相手でも屈服させられる説
……ひ、
引きちぎったあああ!?
「あーきもちわる」
次いで降り立ったパックマンの手にも触手。
「この服お気に入りだったのに」
そう言うや否や口に含んでいた肉塊を吐き捨てるのだから唖然。確かに彼は食いしん坊らしいがだからもいってまさか触手を喰い千切るなんて──
「そんなことある!?」
カービィも当然この反応。
「これは……なかなか、惨いですね……」
「触手の断面が、……ゔっ」
「モザイク処理モザイク処理!」
てんやわんや。
「触手って食べられるのか?」
「あまり美味しくないのでお勧めしませんね」
「食べたことあるのかよ」
ダークウルフの質問に答えるダークファルコと真顔で突っ込むダークフォックス。
「通用しないパターン初めて見たんだけど」
「我々の場合は甘んじて受け入れてましたから」
「ご都合主義展開の鑑だな」
スピカは呆れた様子でぽつりと。
「……次」
モニターは次の映像をピックアップする。