お姉ちゃんに任せなさい!
「き、」
息を呑んで訊ねる。
「君の名は……」
「あかーん!」
気持ちのいいツッコミが入った。
「確かにネタは鮮度が命。やけどそないピチピチなん早いうちに使うてしもたら変なクレーム入れられてしまうで!」
喝を入れたのは茶髪の少年。
「だよな! 使いどきを誤ると増えるのはファンじゃなくてアンチだもんな!」
「分かっとるやないか」
「じゃねえだろどうしたんだよ兄ちゃんその姿!」
勢いに乗せて叫んだ。
「兄ちゃん、って俺のことか?」
「他に誰がいるんだよ!」
「いやそこは寧ろ隣にいる彼の方が身長的にも兄と呼ぶに相応しい見た目をしていらっしゃいますが」
「それはそっちが縮んだからだろ!」
口々に叫ぶディディーとトゥーンに少年二人は不思議そうに首を傾げているが。
間違いない。
「り、リム達が」
ピチカが震える声で呟く。
「子供になっちゃった……!」