あだ名で呼ぼう!
というわけで。
全員のあだ名が決まりました。
「……どうでもいいけど」
ルフレは引き当てた紙を見つめながら。
「なんで“ぎむぎむ”なのかしら」
「それは気にしない方がいいと思うよ」
もはや何も言うまい。
「各自あだ名が決まったら今日の会議は解散にしよう」
ロックマンは静かに立ち上がる。
「ちょ、隊長! まさかこのあだ名このままずっと使うつもりじゃ」
「ひとまずは一日。問題がなければ日を延ばして慣らしていく」
追いかけてきたパックマンの目と鼻の先ぴたりと人差し指を留めて笑み。
「これも親睦を深めるためだ。よろしく頼むよ、スマイル?」
あのなぁぁぁ……
「ったく」
その背を見送って扉が閉まったのち。
「誰がスマイルだよ」
「似とるだろう」
「黄色くて丸いだけじゃん!」
小さく溜め息をついて不服そうに。
「……あの馬鹿」
何処まで頭が硬いんだか……