最終章
ルーティが駆け出すと、援護をするべくウルフとサムスが並んで銃を構えた。
まずはスピカが殴りかかり、タブーが体勢を崩したところでウルフとサムスはそれぞれ、左翼と右翼目掛けて発砲。
「喰ら、え!」
続いてスピカはタブーの背後に回ると地面目掛けて蹴り落とし、少し離れた位置に着地。ちょうど駆けつけたルーティと背中合わせになり、片手を突き出して。
「もう、無茶をするんだから」
「俺の勝手だろ?」
苦笑混じりにルーティが呟くと、スピカは顔を背けつつふんと鼻を鳴らし、告げて。
「いくぜっ!」
スピカの掛け声を合図に、青い稲妻と漆黒の稲妻が打ち出された。それは縫うように絡まっては一つの柱になり、タブーに突撃して。途端に爆発、黒煙が立ち込める。
「まだですわ!」
シークからゼルダに変身して、それから声を上げると同時にゼルダは両手を突き出し、青い光でタブーのいる黒煙を包み込み。