最終章



タブーがそう告げたのを合図に、全員が攻撃を仕掛けようと一斉に駆け出した。

しかし、タブーはその場から動かずに小さく笑みを溢しただけで、青紫色の波動がタブーを中心に波紋のように広がり、一瞬にして全員を吹き飛ばして。

「ぐっ」

まずはマリオとルイージが受け身を取って、それぞれ赤い炎と緑の炎を放つ。

しかし青紫色のバリアが炎を防ぎ、寧ろ跳ね返して。マリオとルイージは咄嗟にその場を離れ、飛んできた炎を躱す。

その隙にタブーの背後からガノンドロフが殴りかかるが、タブーは後方にバク転しつつ飛び上がると、ちょうど踵落としを仕掛けようとしてきたクッパの片足を掴み、ガノンドロフの背後に着地しては投げつけて。二人は衝突、地面に倒れてしまい。

続いてタブーの両側からマルスとアイクが駆け出してきて、剣を降り下ろす。

――が。
 
 
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