「へえ、久しぶりだなぁ？」
「うわあ、懐かしいなぁ！」

手を離し、マスターは右手でマルスの剣を、クレイジーは左手でロイの剣を側面から握ってはそれぞれ受け止め、受け流す。

刹那、共に飛び上がってマスターはマルスの、クレイジーはロイの後頭部目掛け、回し蹴り。二人は吹っ飛ばされて。

「おっと」

着地と同時に背後から斬りかかってきたリンクの存在に気付き、マスターはバク転をしながら飛び上がって躱す。

その隙にクレイジーは左手を翳し、赤い光の玉を数弾放った。一発目は剣で弾いたものの、二発目は食らい、吹き飛ばされるリンク。続いて、カービィが駆け出して。

「しつこいなぁ」

ぽつりと呟き、殴りかかってきたカービィの拳を左手で受け止めるクレイジー。

着地したマスターが間合いを詰めるも、カービィは一旦身を引いて、バク転をしながら後退すれば距離を取って。

「はああっ！」

稲妻を纏ったその体は金色の光をぼんやりと灯して、ルーティは飛び上がる。

次いで、踵落とし。間一髪、クレイジーは躱し、ルーティの足は空を切って地面に勢いよく減り込み、大きく抉れて。