第四章



顔見知り程度ならともかく、一部、久しぶりに再会したかのような接し方が目立った。そこに二人は疑問を抱いたのだ。

そこで、潜入調査に出向いた二人は真っ先に共通した過去の経歴が無いか調べた。

スネークは資料室で、ソニックは聞き込みで調査を。……まあ、途中でソニックが敵に捕らえられるというハプニングはあったものの、結果は上々だった。


「ルーティはDX部隊のリーダーを勤めた、ラディスという男の息子だな?」

スネークにずばり言い当てられて、フォックスは思わず目を逸らしてしまい。

「大方、あんたはそのラディスって男のパートナーだろ? ま、DX部隊にはパートナー制度は無かったみたいだし……どっちかってーと、パートナーのようなものだった、というのが正解ってとこか」

追い詰めるようにソニックが告げた。

フォックスは密かに溜め息を洩らすと、「そうだ」と頷いて。――沈黙が、訪れる。
 
 
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