最終章-後編-
僕たちは希望。潰えぬ光だ。
だから、立ち向かえる。
「パルテナ!」
阻まれても妨げられても。
「はっ!」
何度も。何度でも。
「行きなさい! ジュニア!」
難しいことじゃない。
答えはいつも側に居たんだ。
「くらええええ!」
何でもない日々の中に。
「ロゼッタ!」
今を共に生きる仲間たちと。
その先へ。
まだ見ぬ未来まで。
「……今です!」
過るチコに寸刻か目を奪われたその僅かな時。双子軍師の手によって放たれた二つの猛る炎が退路を塞ぐ。風が止むように攻撃の手が緩んだ瞬間思惑通り少年は零の中から。
"一"を求めて飛び出す。
「ロック!」
「隊長!」
その先に待ち受けているのは。
「いっけええええぇえええ!」