第一章



ルーティは箪笥の上に置いていた一枚の手紙を手に取った。


……二週間前。

「えっ政府から?」

任務から戻って早々ルーティは手紙を手渡された。

「お前なにしたんだよ」

手渡すリンクの横でロイがへらへらと笑う。

「あ、あはは」
「問題起こしそうな人に言われてもねぇ」

カービィが手を後ろに組んでにやり。

「生憎だがお前もだぞ」

その隣からメタナイトが口を挟む。

「えー? 僕いいこでしょー」
「何処がだよ」

お馴染みの漫才を耳にしながらルーティはその場で手紙の封を開ける。

取り出した紙には相変わらず校長先生のような長たらしく且つ遠回しな文字ばかり並べられていたが……

「ええっと」

ルーティは思わず声に出して言った。

「……第四正義部隊『フォーエス部隊』歓迎式典の招待状……?」
 
 
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