第四章
◆第四章『第伍話。潜入、第四正義部隊の謎!』
……ヒーローとは!
困っている人があればそっと救いの手を差し伸べ、非道を企む悪い輩があれば拳を振るい正義の鉄槌を下す。即ち、ヒーローとはいついかなる時も正義の味方!
「――この世に蔓延る悪の全て。決して見逃し、許しはしない!」
何処からともなく響き渡る雄々しい声。
「燃ゆる闘志、炎が使い!……ファイアレッド!」
振り向きざま赤い炎を腕を薙ぐと同時散らして白を基調に赤ラインの衣装の男。
「舞い魅せよ煌めく刃。剣が使い!……ナイトブルー!」
台詞の最中払う剣を右斜め上から左斜め下へ。素早く引いて今度は左斜め上から右斜め下。くるくると、左手で剣を回転させ流れ動作で最後は鞘に戻し白基調に青ラインの衣装の男。
「全ての命の根源となり還る場所。星が使い!……コスモピンク!」
アイガードの下でウインクを決めてハートを飛ばし光を纏いながらその場で一回転して白基調にピンクのラインの女。
「迷い子に聖なる光の導きを。神々の万物が使い!……フォースグリーン!」
最後にぼうっと青白い光を宿した妖精を手のひらに招いてそのまま妖精が舞うのを見届けたのち微笑を浮かべて白基調に緑ラインの衣装の男。
「四人合わせて!」
声を揃えて。
「スペシャル戦隊!」
息の合った決めポーズ。
「バトレンジャー!」