第二章-後編-
僕たちは何のために戦ってきたのだろう。……それは。
「……うん!」
その答えはすぐ側に。
「ファイトだよ、おにぃ!」
「ビシッと決めちゃいましょ!」
「……無理はするなよ」
口々に応援の言葉を受け取っていた最中。
「ルーティ!」
進み出てきたマリオにきょとんとして目を見張る。
「俺はあまり上手いことは言ってやれないが……」
きりっと表情を変えて胸を叩く。
「俺たちがいるってこと――忘れるなよ!」
絆を胸に。
「――いってきます!」
沢山の想いを。
「ウルフ」
踏み込んだパネルが転送を開始する。
「頑張ろうね!」
そして今。
――淡い光が最後の戦場へと導く。