エピローグ
「おはよう、ルーティ」
「おっはよー!」
カービィとメタナイトだった。
「お、おはよ……」
どうして、ここにいるんだろう。
ふと疑問に思ったが、その疑問こそ疑問だった。同じX部隊のメンバーなのだから、ここにいるのは当たり前なはずなのに。
「ルーティ、元気ないの? もしかして」
「えっ」
特に気に障ったわけではない。
が、次の瞬間にはメタナイトがカービィを肘で小突いていた。カービィは言葉を途中で切ると、代わりに手を伸ばして。
「わ、」
ルーティの髪を、優しく撫でる。
「ご飯食べたら元気出るよ。私論だけど」
「それはお前だけだ」
「えー」
唇を尖らせるカービィを連れて、メタナイトは歩き出す。ルーティは暫しその場に立ち尽くしていたが、すぐに後ろから、
「おにぃ!」
と、ピチカが飛び付いてきて。