困った時の?
というわけで。
戦士たち(バカ共)の壊したものを再構築することになりました。
「だからさぁ!」
クレイジーは声を上げた。
「なんでお前ら貴重なものに限って壊すんだよ!」
「どうどう」
叱られているのはトゥーン含む子供組である。蛙の子は蛙とはまあ言わないがどうやらトゥーンが持っている夢幻の剣にヒビが入ってしまったらしい。
「こ、壊れてない! ちょっとヒビが入っただけだろ!」
「ちょっとも許されるか! 本来永遠に在り続けるものに傷ひとつ入ることがこれまでや今からの歴史にどう悪影響を及ぼすか分かってんの!?」
「はああ!?」
「子供たちにはいくら訴えても通じませんよ」
溜め息を吐くリンクにマスターがこくりと頷いてみせる。
「言うだけ無駄ならさっさと済ませよう。他にもあるんだろう」
「はい。……急かすようで申し訳ないのですが」
クレイジーは盛大に舌打ち。
「やればいいんだろ」
瞳に赤くぼんやりと灯がともる。
「神使いが荒いんだから……」