乱立!ラブフラグ!
それを聞いても尚、ロックマンはきょとんとしていた。
「そのつもりでホテルの予約取ったんだろ」
パックマンがじろっと見るといい加減察したらしく。
「そうだったな……」
何を今更、と思いつつ目を見張っているとロックマンは歩みを進めてソファーの端に寄せて置いてあったショルダーバックの中身を漁り始めた。
「色々持ってきたんだ」
「なにをだよ」
「まあ、簡単な話が玩具だな」
ちょっと待って。
「童心に帰ってみるというのも悪くないだろう」
「そんな教育受けた子供嫌だよ!」
ロックマンは訝しげに見つめる。
「何をそんなに慌てているんだ?」
「慌てているのはそっちだろ!」
対して真っ赤になりながら、
「初めてだから玩具に頼りたくなる気持ちは分かる。でもオレ達これからだろ! よく分からないってならパックマンがリードしてやるから!」
「ちょっと待て落ち着け、何の話をしている」
「前戯の話だろ!」
ロックマンはたちまち顔を赤く染め上げて。
「なっなんてことを言うんだ、お前は!」
「初めてのセックスに玩具使おうとしてるお前の方こそ落ち着けよ!」
「恥じらいもなくセックスとか言うな!」