ボク、紹介します!
……、はい?
「いやいやいや!?」
刺さるような視線を受けてロイは慌てて立ち上がる。
「本気とか遊びとか意味分かんねーよ! 大体こいつはただのパートナーだし」
「ただの、だと?……こいつの気持ち知ってて言ってんのか!」
「そういう意味じゃなくてだな」
ピットはぽかんとしている。
「つーかお前パルテナのことが好きなはずだろ!」
「えっ」
「あらどうしましょう」
「んなわけあるか!」
ブラピが腕を払った。
「いいか、オレが好きなのは――」
好きなのは?
「……ブラピ?」
「好きじゃない!」
ピットは思わず肩を跳ねた。
「……へっ?」
「いやお前さっきパルテナのこと」
「ロイじゃなくて?」
疑問符が飛び交う最中、ブラピは遂に堪えきれず。
「違うッ!」
ぴしゃりと。
「オレが好きなのはこいつだ!」