ボク、紹介します!
どういうことなの。
間を置いて隙間から覗いてみればこれである。
その光景というのがいつの間にかブラピの隣に移動したロイがマントで隠すようにしながらブラピの腰付近で手を動かしているというもの。
待って待って、あの短時間で何があった。
「ロイは“受け”なんですね」
「いやパルテナ様? そうなったらこれ規制かかりますから」
ピットが最もらしいツッコミを口にしたが時既に遅し。
「(この聖剣ファルシオンで)止め(刺し)てくる」
案の定。
「本音が隠しきれてないよ!」
愛剣を手に乗り込もうとするマルスをピットが腰に掴まり止める始末。
「っは。王子様は余裕がないなぁ」
カクテルグラスを片手にカービィは嘲り笑う。
「様子を見ようって言ったのは自分じゃん」
それがこの有り様ですかと悪人面。
「大体そういうのは何かこぼして拭いてるだけだと相場が決まって――」
「あら、ロイが押し倒されていますね。ブラピに」
三人が一斉に飛びついた。