解釈違いにも程があるっ!
意を決して。
ミカゲは生徒会室に歩み寄り戸に手を掛ける。
「!」
……微かに声が聞こえる。
「は……っは……っ」
息遣い。
「随分と息があがっているじゃないか」
「っ……るせ、……」
これは。
「今日は……これでいいな……」
「き、気が早いで御座るよ!」
まだそうと決まったわけじゃない。
「ッあ」
とはいえ聞こえてくる声はどう考えても。
「つ、っ……くるし、……」
どう考えてもアウトなんだよな。
「番長が攻められている系?」
「やはり受けでしたか」
「うっ……う、……番長ぉぉ……」
騒がしい。
「今年のコミケはロクスピが熱いわね……」
「いつも言うだけ言って新刊落とすじゃない」
デイジーの鋭いツッコミがピーチを襲う。
「あれ」
そういえば。
さっきからパックマンが見当たらない。
「パックマン知ってるよ」
声。
「百合の間に挟まる輩は」
風を切る音。
「ブッ壊していいよってこと!」