王子の機嫌を損ねたら



「旦那ッ!」

駆け付けるの早っ!?

「くっ」

教室の戸を勢いよく開いたのは、星組のパンサーである。ウルフは心底分が悪そうな顔をして舌打ち、身を引いて。

「だ、旦那……この私が悪しき魔の手から守ると誓おう。さ、さあおいで」
「はあはあするな!」

パンサーを蹴飛ばしたのはレオンである。

「げっ」
「……くく」

ファルコも思わず立ち上がる。

「さて。どういたぶってやろうか……」
「ソニックー!」
「way!?」

駆け込んできたのはエッ組、テイルス。

「ボクの大好きなソニックには、誰にも触らせない! ボクが……ボクが!」

テイルスは拳を握って。

「ボクが服越しに乳首をぴんぽんするんだ!」
「どうしてそうなったんだテイルスー!」
 
 
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