王子の機嫌を損ねたら



「かっカービィ起きて!」
「ん、え……?」

ルーティが揺すればすぐにカービィは目を覚ましたが、何故かそこでメタナイトがじっと見つめていて。カービィはすかさず体を起こし、立ち上がる。

「し、下着を穿いてないんだったな」
「えっ」

嫌な予感。

「少し話をしようか……」
「落ち着いてぇぇ!?」

メタナイトにしては珍しく、この状況にはあはあしてるらしい。普段、攻められているので鬱憤が溜まってたのだろうか。

「っマルス!」

ロイが振り返った、その時。

「うぉあ!?」

マルスに両手首をそれぞれ掴まれ、その場に押し倒されて。勢いで後頭部を打ち付け、痛みに少しばかり悶えていると。

「君達がいけないんだ」

マルスはぽつり、呟いて。
 
 
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