なんてったってシスター!



仮のリーダー?

「言うほど重要かぁ?」
「個人の判断で自由にこなしてもいいのならそれでも構いませんが」

ダークファルコが言うと流石のダークフォックスも納得した。好き勝手に自分の思うがまま仕事をしてくださいなんて言おうものなら各地で鉄臭い事件が頻発しそうなものである。

「俺ぜってーやだ」
「心配しなくても頼みません」
「、……ウルフ」

咳き込んだ後にスピカが視線を向ければ。

「出来ません! 例え代理であれリーダーの枠を食らうなど恐れ多い……!」

これである。

「ずっと通話とか繋いでおけばいーじゃん」
「どさくさ紛れにリーダーの寝息をッ!」
「お前もう病気かかったんじゃねーの?」
「一応俺たちも居るんだからな」

マリオは呆れ顔。

「ルーティがやってみたら?」
「ぼ、僕はその……遠慮しておくよ」
「一回やったことあるのに?」
「懲りてるんだよ」

ルイージの提案もルーティは拒否。

「誰でもいいの?」

ピチカは小首を傾げて訊ねる。

「マスター様とクレイジー様は勘弁だな」
「それはそれで楽しそうですが」
「絶対こき使うじゃん」
「普段と変わりませんよ」
「……僕がやりたい」

ぽつりと言って。

「僕がリーダーやるっ!」
 
 
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