おいでませ、ダーク診療所!



というわけで。

「貴方の体は大丈夫?」

たんっ、と手を合わせて指を絡ませ繋ぐ。

「ドキドキ!」

声を揃えて、

「恐怖の健康診断ー!」 


……恐怖?


「本当、神出鬼没だよね」

ルーティは呆れた顔で見つめた。

健康診断を提案したのはお馴染みマスターとクレイジー。これだけの頻度で会っておきながら命懸けで戦うでもなく単なる気まぐれに付き合わされるだけ、正直いって本来は敵であるという彼らの立ち位置を忘れてしまいそうである。

「面白そうなことに目が無い、とでも言ってほしいな」
「そうそう。あんた達と居ると暇しないんだよね」
「それはいいんだけど」

ルーティはじっとり目で、

「なんで体操服?」
 
 
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