おいでませ、ダーク診療所!



身長測定。……といえば。

「やっと来たか」

ですよね。

「なに見てんだよ」

黒い衣を羽織って疑問符を浮かべるのはスピカである。身長測定といえば、なんて連想はぶっちゃけ失礼ではあるが、正直なところ常日頃から異様に拘り身長を気にしているのは彼だけなのでそのイメージが強い。

「言っとくが」

スピカはぎろり。

「俺より身長の高い奴は殺す」

初っ端から難易度高すぎる!

「じ、じゃあ体重から計ろうかな」
「安心しろ。こいつは最新型で両方同時に計れる」

終わった。

「う、ウルフからどうぞ」
「遠慮するもんでもねえだろーが」
「させられてるんだよ」

ゆっくり煙草を吹かしたかった様子のウルフは舌打ちして移動。構わず、スピカがしゃくるとダークウルフはカーソルに触れて。

「絶対に動くなよ」
 
 
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