おいでませ、ダーク診療所!
一方で本棚を仕切りに置いたその隣では聴力検査を行っていた。
「くふっ……君の診察書だよ……」
ダークミュウツーに差し出されたそれを手荒く受け取るカービィ。
「また来いよ家畜共」
……あの二人は何があったのだろう。その前に検査を受けていたゼルダ達は楽しそうに答えていたが、カービィとメタナイトのペアは答えるのに何か躊躇いというか羞恥心というかそういうものが滲み出ていたような。
「おいさっさとしろよ雑魚が」
ダークミュウツーとダークルカリオの担当する聴力検査。
「そこに“おすわり”しな」
(言い草は気に食わないが)指示通り丸椅子に腰を下ろして手渡されたヘッドホンを頭から被せたのはフォックスとファルコである。
聴力検査といえば次にダークミュウツーから受け取った応答スイッチなるものを、あちらの機械操作によって音が聴こえた時だけ押すといったものだが……
「鼓膜を突き破るような真似はしないから安心しな」
ダークルカリオはくくっと笑って、
「聴こえたらちゃんと押して答えるんだぜ?」