世界の終わり
ああぁ、視線を感じる。
「おにぃおは」
一部のメンバーが純粋な殺気で警戒している。
そりゃそうだろうよ。僕だって何が何だか分からない。
「……ふぇ?」
「いいから下がりなさい」
少し歩いただけでこんなにも注目されるなんて。
「……さすが神様」
視線は痛いが何とか食堂に到着。
果たしてご飯は恵んでいただけるのだろうか。
「随分な嫌われようだな」
その元凶はぽつりと呟いた。
はい、その。なんて返せばいいんですかそれは。
「ご不満なら全て忘れて転生でもされてみては如何でしょう」
爽やかに、にこやかに。そう言うリンクは確かに笑っているが心からではない。
発言も見ての通り皮肉たっぷり。僕、ルーティは当然のこと苦笑い。