神様のねがいごと
「……というわけで」
ヨッシーはにっこりと笑って。
「お願いします」
ガノンドロフかよ!
「た、確かに、彼は背が高いけど」
「相手が悪いんじゃねえか」
口角をひくつかせながらぎこちない笑みを浮かべるマルスと、呆れたようにウルフ。
一方、タブーは仁王立ちのガノンドロフをじっと見つめていたが、背が高ければ相手は選ばないのかすっと両手を伸ばして。
「……たかいたかい」
ガノンドロフは目を細める。
「禁忌を持ち上げる魔王か……」
「微笑ましい光景のはずなんだけど」
アイクが呟くと、マルスは苦笑い。
暫くしてガノンドロフがタブーを下ろした頃には、ルーティも立ち直っていた。
「どうだった?」
タブーはうーんと首を捻って。
「……まだわからない」
「えっ?」
「きめた。べつのことする」