ハツジョウ禁止!
「……静かやな」
一方、部屋の外でドンキーはぽつりと呟いた。その扉に背中を預け、腕を組んでいたリンクも、確かにと扉を横目に捉えて。
「いやぁああぁあ!?」
誰もが驚き、肩を跳ねさせた。
これはカービィの声だ。次の瞬間から室内の物音が酷くなり、遂には悲鳴と一緒に銃声まで鳴り響く始末。……一体。
部屋の中で何が起こっているのだろう。
「……?」
不意に音が止んで、フォックスやドンキー、リンクは疑問符を浮かべた。
試しにリンクは扉から離れ、ゆっくりと開いてみる。廊下の照明が差し込み、暗かった室内の様子がはっきりしてくると。
「ひぃええぇえっ!?」
さすがのリンクも悲鳴を上げた。