大きくなったら
「何のつもりですか、ダークリンクまで」
「へへっ……」
リンクが屈み込んで見つめる中、トゥーンに日傘をさされながらダークリンクはにやりと笑って。リンクは顔を顰める。
「魔法の種明かしってやつ。馬鹿なあんたらにしてやろうと思ってなぁ?」
「何を言って……」
「きゃああぁあ!?」
その悲鳴にリンクは振り返って。
「……えっ」
目を疑った。何故ならそこではラディス(本当はルーティだが)がフォックスをその場に押し倒し、唇を重ねていたのだから。
「は……っ」
しっかり舌を絡ませた後、舌先に糸を引きながら解放。唾液をごくんと飲み込めば。
ぽふん、と白い煙に巻かれて。
「もっ」
煙が晴れればそこにはルーティがいた。
「戻ったああー!」