マスターに御用心!
「いい? 攻撃は躱してよ」
「強要プレイか」
「リオン今までどうやって戦ってたの」
先が思いやられるリオン・カービィチーム。シフォンはくすくすと笑って、
「さっきの」
リオンは視線を向ける。
「同じことをしてあげてもいいのよ」
「ソフトに頼む」
「頼むな」
カービィ、さらりと突っ込み。
「それじゃあ第二回戦!」
審判のマリオがホイッスルを鳴らして。
「始めっ!」
両者、同時に駆け出す。あれでいてリオンも相当な武術の使い手、対するシフォンにオリマーがどう指示を出していくのか。
「つるのムチ」
やはりか。シフォンの首輪が光り、シフォンは懐から鞭を取り出す。革紐で地面叩き、距離が縮まると薙ぎ払って。
「リオン、みきり!」
「えっ」
「何その嫌そうな顔」
カービィの指示にリオンは露骨に嫌そうな顔で振り向いたが、首輪が光ればそれはもう強制で、攻撃を躱し、懐へ。