マスターに御用心!
そんなこんなで、第二回戦。
「東から攻めるは華麗なる毒の華、シフォン!」
「西から攻めるは……」
マスターは一旦間を置いて。
「変態」
「兄さん、名前で呼んだげて」
拍手喝采の中、左右距離を置いて現れたのは、シフォン・オリマーチームとリオン・カービィチーム。嫌な予感しかしない。
「本気を出すまでもないわ」
強気なシフォンに対し、
「はぁん……も、もっと煽ってくれ……」
頬を赤らめ、腰をくねらせるリオン。
「面と向かうと気持ち悪さに磨きがかかるのね。不愉快でしかないわ変態さん」
「あ、あう……っ!」
「ねえこれ何のバトル?」
一応、リオンに指示を出すトレーナーであるカービィだが、そのやり取りに呆れ顔。