可愛いは正義!?



「メタナイトに判定?」

エックス邸、中庭。

運が良くも子供達は任務や買い物でおらず、いるのはリンクを除いた剣士四人。

今度のターゲットはメタナイト。いつも仮面で顔を覆っており、表情が読み取れない彼から“可愛い”と認めてもらうのは、なかなか難しいかもしれない。

「そんなことしなくてもさぁ」

ロイはにやにやしながらルーティの後ろに回り込むと、抱き付いて。左手を胸部に回し、右手は太股へと下ろし、撫で回す。

「ちょ、ロイ!」
「メイドさんは逆らっちゃ駄目、だろ?」
「てめえっ!」

ルーティが身を捩ろうとロイは離す気配もなく。スピカが駆け寄ろうとすれば、此方はマルスがしっかりと捕まえて。

「以下同文、かな」
「ッく」
「どっちが可愛く鳴けっかなぁ?」

……とんでもないことになってしまった。
 
 
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