可愛いは正義!?



「ツンデレメイド!」
「寄るな!」

飛びかかってきたところを思わず、回し蹴りで返してしまった。主人に手を出すなということだったが、この際関係ない。

「そしてあわよくば死ね」
「ああっ、げ、下剋上か……!」

踏み付けてやれば、この反応だ。

しかしこのままではいけない。ルーティも早い段階でリオンを萌えさせていたし、その為には羞恥も捨てたのだろうから。

「ったく」

どうして俺が、こんな目に。

やむを得ずリオンから足を離し、彼が上体を起こしたところで目の前まで詰め寄り。

「……その、見たいん、だろ」

ふいと目を逸らしながらスカートの裾を掴み、ゆっくりとたくし上げつつ。

「とっ……特別、だからな……」

頬を赤く染め上げる。
 
 
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