可愛いは正義!?
「ど、どうしても……触り、たい?」
「わんっ!」
今のは返事なのか。
この際羞恥心なんてものは捨てて二人きりという状況を利用し、ルーティはおもむろに胸元の服の縁に中指を掛けて。
「すっ……少しだけなら……」
見えるか見えないか。縁を引いて焦れったく肌を露出させながら、見上げる。
「いい、よ……」
頬を染め、潤んだ瞳で。
可愛すぎた。
「……あれ」
反応がない。かと思いきや、
「ルーティ殿ぉぉぉ!」
天性の 変態が 飛びだしてきた!
「そこまでだ」
「あふんっ!」
と、飛びかかろうとするも呆気なく、ルーティに躱された挙げ句勢いよく開いた扉の餌食に。壁に、減り込んでいる。