せんせい!




大体、奴らとの共同任務の内容なんてたかが知れてると思った。鬼が出るか蛇が出るか、なんて覚悟までさせておいて。

「それでは宜しくお願いしますね!」


これはどういうことだ。


「成る程。ワリオが逃げるわけだ」

手渡されたエプロンを着ては手を後ろに回し、紐を結びながらデデデ。

同じくエプロンを手渡されたウルフだったが、左腕に掛けたまま右手で携帯を操作し、電話。相手はルーティである。

「もしも」
「どういうつもりだ」
「あっあれは……その、手違いというか」

電話の向こう側のルーティは機嫌最悪なウルフの声音に慌てふためき、吃って。

「……僕も今からそっちに」


ブツッ


今すぐに来い、と命令するつもりが不自然な形で電話が切られてしまった。奴がわざとやったとは考えにくいし、となると。
 
 
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