ぷにぷにっ!



上から目線になってしまった。

するとルーティは着替えを傍らに置いて、ウルフを見上げた。一旦ふいと視線を逸らし、ベッドの上で膝立ちになると。

「ウルフなら……いいよ」

少し、スカートをたくし上げてみせる。

ウルフははっと目を開いて、口元を覆い隠しながら顔を背けた。頬っぺたが、熱い。


つか、何処で覚えてきたんだ。


「っ阿呆、か」

これで理性を保てるなら、そいつはあまりにも無欲だ――ウルフは思わずルーティをベッドの上に押し倒し、見下ろす。

「狼を嘗めるな。鼠の分際で」

これじゃあリオンの二の舞じゃないか。

何も言わないルーティを前にウルフはごくりと息を呑み、太股へと手を伸ばす。
 
 
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