ぷにぷにっ!
「ウルフはさ」
ルーティは着替えを見つけてくると、ウルフの隣に腰を下ろして。ウルフは煙草を灰皿に押し付けて火を消し、足を組む。
「触って、みたい……?」
ウルフは一瞬目を丸くしたが、動揺を見せまいと息を吐き出し、誤魔化して。
「気色わりぃことを言うな」
「そ、そうだよね」
苦笑を浮かべるルーティを、ウルフは横目で捉えて。――改めて見ると、メイド服がやけに似合っている。ショタの特権か。
ウルフは足を逆に組み直して。
そりゃあ自分だって、完璧に興味が無いと言ったら嘘になる。今のこのメイド姿だって、一言で言ってしまえば……可愛いし。
「ルーティ」
逆に気持ち悪いとか言われたらそれまでだ。その時は殴るか蹴るかして誤魔化そう。
「触られたいなら、触ってやろうか?」