ぷにぷにっ!
なんと、ルーティはメイド服を着せられていたのだ。丈の短いスカートに、白のガーター付きニーソ……フォックスは構えていた銃を床に落とし、そして。
「ぶっ」
鼻血を吹き出し、倒れてしまった。
「阿呆かっ!」
死角なので見えなかったが、一応ついて来ていたらしいファルコ。鼻血をどくどくと流しながら横たわるフォックスを蹴って。
「わっ私は何も如何わしいことなど」
「存在が如何わしいわ!」
ぱっとルーティの上から退いて無実を訴えるリオンを、ファルコが飛び蹴り。
「あふっ! い、痛いではないか……っ」
「まだ足りねえみたいだな」
蹴り飛ばされようが全然反省した様子もなく、頬を赤らめるリオンを目にファルコは口角をひくつかせながらも踏み付ける。
その隙にルーティはベッドから下り、そそくさとウルフの元へ向かい。