1年全員任務もなく、座学を受け野薔薇ととあるブランドの新作の話などをして、普通の高校生と何ら変わりのない様な時間を過ごしていたある日
スパーンと教室のドアが開き、五条先生が入ってきた

「みんなー!!温泉は好きかい？」
と上機嫌に聞く。
こういう時は大体よからぬ事が待っている

「オレ好きだよ！」
「まあ。普通」
「別に…」
「嫌な予感がするのは私だけ？」
と悠仁、恵、野薔薇、雪江が答える

「やーだなぁ雪江ー！楽しい楽しい雪江の歓迎会だよ。みんな1泊分の荷物詰めて明日8時半に集合ねー」
と嫌な予感なんて…先生寂しいよぉ…なんて言いながら体をくねくねさせていた
ほんとに嫌な予感しかない。

とりあえず明日の用意をして、日課のロードワークや体力作りをこなすと日はどっぷりと暮れていた。
先にお風呂で汗を流し、部屋に戻る。
良質なタンパク質を取りたい気分だったので、作り置きした鶏ハムと温野菜、玄米、プロテインというビルダー並の食事を摂る
食後、何となく歩きたい気分だったので少し寮の周りをフラフラする。時折フクロウらしい鳴き声が聞こえた。
スマホを見るとそこそこいい時間になっていたので自室に戻り身支度をして就寝した


翌朝
朝のトレーニングをこなし、集合時間の5分前に集合場所に着くとミニバンが止まっており伊地知さん、恵、野薔薇、悠仁がもう待っていた

五条先生はいつも通りの責める程でもない微妙な遅刻をし、白い目で見られていた。
車に乗りこみ、行先の説明を長々と受けたが眠気には逆らえなかった。